ナカイローズファームは、食用バラの栽培、加工、流通販売まで行う6次産業の会社です。国内で唯一、食用バラの育て方を学べる学校です。

バラ栽培途中でオーガニック栽培に切り替えをしたら食用として育てれますか?
できるとしたら切り替えてからどのくらい経ってから食用にできますか?

ナカイローズファームでは、以下の独自の基準をもうけて食用バラ栽培しています。

  1. 化学的に合成した農薬を使用しない(いわゆる無農薬バラ栽培・オーガニックバラ栽培)
  2. 適切な施肥
  3. 食用に適する風味(甘み、苦み、酸味、食感)

さて、観賞用の薔薇は、見た目の美しさを守るために農薬を多用して栽培されています。
農薬を多用した栽培は、薔薇が本来もっている病害虫からの耐性能力を使う機会が少なく、耐性が劣化している可能性が高いです。
何代にもわたって農薬で管理された苗なら、なおさらのことです。
このようなバラを、オーガニック栽培に切り替えると、枯れてしまうでしょうか?
答えは、△です。
実際、虫の食害や病気で枯れてしまう薔薇もあります。ですが、中には、生き残るバラもあります。
生き残った薔薇を、オーガニックで栽培管理し続ければ、いずれは、耐性が高まり、ナカイローズファームの食用バラ基準にも合致する薔薇として育てることができるようになります。

なお、鉢栽培よりも露地栽培のほうが、食用バラ栽培には向きます。

水耕栽培よりも土をつかう土耕栽培のほうが、植物本来の耐病性が高まり、枝が充実し、香り高いバラになると考えています。

どのくらいの期間で、オーガニック栽培に切り替えられるのか?

有機栽培切替に要する目安は最短で3年程度です。
1年目は、多くの場合、枯れてしまう薔薇もあれば、病害虫のアタックにまけてろくな薔薇を咲かせられないことが多いです。
2年目は、弱った状態のなかでも必死に咲かせた薔薇に、食害虫などが寄ってきて、さんざんな状態になることが大半です。
3年目には、薔薇にとっての害虫の天敵がやってくるようになり、すこしづつ、命の循環が始まります。
3年たっても、まだまだ気は抜けませんが、だいたいこのようなルートを通ることが多いようにおもいます。

 

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