食用バラの育て方ならナカイローズファーム。水やりのタイミングを3つご紹介。
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薔薇の水やりのタイミングとは?

<受講生の方からのご質問>

新しく育て始めた薔薇の土は、前からそだてている鉢の土より黒々として、ふんわり、湿っています。前から育てている鉢は、土の色が黄土色に乾いてきた頃にたっぷり(鉢の上まで注ぐのを3回位)水やりをしています。

水はけも良いので鉢の縁まで1回注ぐだけで水が流れ出ます。

新しくそだてはじめた薔薇の土は、乾く感じも無いので3日に1回位の頻度で水やりをしていますが、少ないのか?多いのか?よくわかりません。

水やりのサインのようなものがあれば教えてください。

 

<回答>

薔薇は、根から、自分が欲しい分量の水を吸い上げて生きています。

つまり、吸い上げる役割の根の周りに水がないと、バラは水を吸い上げることができません。

根の周りに水分があるかどうかは、根の周りの土を掘ればすぐにわかりますが、根を傷めてしまいます。

そこで、土を掘り返さずに、水分量を調べる方法をご紹介します。

1 機械(土壌水分計)を使う方法 必要な愛情量:★

土は、空気・土の粒子(無機質・有機質)・水からできています。そのなかで、水だけが比誘電率が大きいので、この作用を利用して土の水分量を調べる機械が土壌水分計です。

2 葉の状態から推測する 必要な愛情量:★★★★★

根から吸い上げた水分は、茎を通って葉へ送られ、葉から蒸散(蒸発)します。

葉で光合成をするには、水分が必要です。

つまり、葉が必要な水分が根から送られてこないと、葉は光合成ができずに、うつむき加減になります。

葉がピンと上に向いていたら「根から届く水分の量=葉で使う水分量」バランスがとれている証です。

3 割りばし法 必要な愛情量:★★★

割りばしを20センチ以上、薔薇の株元に差し込みます。ひきあげて、割りばしの先端に湿った土がついてきたら、土が湿っている証拠です。

薔薇は、根の先端から水を吸います。バラに水を与えるときは、根の先端に水が届くようにしましょう。表土が湿るだけの水分量では、根の先端まで水が行き渡らず、根は水を吸えません。鉢植えの場合は鉢底から水が染み出るまであたえるようにします。

 

最後に

根は、乾湿が繰り返されることで、伸びてゆきます。常に乾いた状態または常に湿った状態にすると、根が伸びず、病害虫に抵抗力がない薔薇になってしまいます。

 

 

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