ナカイローズファームは、食用バラの栽培、加工、流通販売まで行う6次産業の会社です。国内で唯一、食用バラの育て方を学べる学校です。

バラのそだてかた 【バラの育てかた】初心者さんむけにオススメ品種から病害虫対策まで

初心者でも食用バラはそだてられるの?

花屋さんで売っている薔薇と、食用バラって何が違うの?育てるのは難しそう・・・。そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?「食用バラ」と一口に言っても、農家によって育て方はバラバラ。野菜や米農家が、農家さんごとに育て方も味も違うように、食用バラも同じなのです。

同じ品種でも、食用バラ農家さんごとに、香り、甘み、えぐみ、酸味などの風味はもちろんのこと、ポリフェノール含有量も違います。その理由は、育て方が違うから。薔薇をはじめ植物には、強い太陽光を浴びたり、害虫に食べられたり、風に吹かれたり、など外部からアタックが強ければ強いほど、負けないように対抗して自分の体を守ろうとします。

自分の体を守るために、バラの体内ではポリフェノールがたくさん作られます。つまり、ハードな環境で育てたほうが、ポリフェノール含有量や、風味は強まると言われています。

バラ初心者の方むけの食用バラのそだてかたとは、バラ本来の生命力を高める方法がおすすめです。バラのそだてかた管理も楽ですし、風味の強い食用バラを収穫できます。ナカイローズファームでは、食用バラ教育プログラムを開講しています。

食用バラの苗の選び方・買い方

食用バラの苗は、流通量が少なく、どこで買えるか、探している方も少なくありません。食用バラ専門農家以外のバラ苗は、農薬をつかって育ててあります。苗を買ったお客様が農薬をつかって育てることが前提だからです。農薬を使って育てられた苗は、無農薬で育てられた苗に比べると、病害虫への耐性が弱まっていると言われています。

食用バラを育てたいなら、できれば、無農薬で、食用バラ用に育てられた苗を購入するようにしましょう。購入した時点で病害虫への耐性が一定程度見込めるため、無農薬で栽培しやすい状態になっているといえます。

ナカイローズファームでも、無農薬・無化学肥料で育てた苗を販売しています。こちらから食用バラの苗木一覧をご覧ください。

食用バラの苗を買ったら最初にやること

 

食用バラの苗を買う前に、土壌を用意しておきましょう。土壌づくりの材料は、清潔な赤玉土(中粒)、バーク堆肥、微生物活性剤、リンの入った肥料、微量要素です。

ナカイローズファームでは、食用バラ専用の土壌セットを販売しています。

土は、鉢や庭にあらかじめ入れ、よく混ぜておきます。事前に馴染ませておくことで、薔薇の根と肥料が触れて、根が傷むことを避けられます。

苗が届いたら、できるだけ早く、植えてあげましょう。植えた直後に、10リットルほどの水を与えます。根と周りの土の間の余計な隙間がなくなり、根が乾いてしまうことを防ぎます。一度でも根が乾いてしまうと、バラは枯れてしまうので、注意しましょう。

その後は、太陽光によく当てます。

水やりは控えめにします。活着する(根付く)までに水を与えすぎると、なかなか新しい根が伸びず、枯れやすいバラになってしまいます。

肥料の与えすぎも厳禁です。特に未発酵の肥料を土に混ぜると、土のなかで発酵がはじまり、土の温度が上がり、根が傷んでしまいます。最悪の場合には、枯れることさえあります。

新芽が伸びてから、活着した(根付いた)証拠です。

 

 

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